私と競馬②サニーブライアンと大西直宏

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あくまで素人の主観的な感想です。また、リアルタイムで感じたことをそのまま書いておりますので、レースについて一部事実と異なる部分があるかもしれませんが、ご了承くださいませ。
私がサニーブライアンと大西直宏騎手を知ったのは皐月賞の結果のニュース。前日の事前情報でサニーブライアンという響きで何となく気になっていたが本当に勝ってしまった。自分は本命をあまり予想しないのとそこまで詳しくないのでこれまでの大きなレースも勝手に予想していては外していた。ニュースの中でそれより驚いたのは騎手の名前と顔を見て一気に引き込まれた。
大西直宏。聞いたことのない名前、そしてイケメンの若手騎手かと思ったら当時35、6のベテラン。私が無知なだけだと思ったら本当に重賞初勝利らしい。それでは知らないはずだ。瞬間的に当時学生で無味乾燥な日々を過ごしていた私と重ね合わせてしまった。
そして、ダービーも大西とサニーブライアンに勝って欲しいと思った。あくまで願望である。
ダービー当日、一番人気はメジロブライト。
この年は牝馬ではメジロドーベルがいてメジロライアン産駒のこの2頭が注目されており、フジテレビの三宅アナの実況も初めは人気馬ライアンの息子ということでブライトの悲願のダービー制覇の青写真の構成を思わせた。
ただ、レースが始まるとサニーブライアンと大西に皐月賞を勝った自信と風格があった。
大外から脚を使ってスタートすぐ先頭に立って以降、常にインコースで無駄のない走りを展開し、計算通りの大西会心の走りだったと思う。強さとオーラを感じた。
そして、最後の直線のラストスパートを見るたびに目頭が熱くなる。
第4コーナーを回り、直線に入ったときのサニーブライアンのアップ映像を見たとき、まさに人馬一体の佇まい、大西の前傾姿勢と馬の走りが一致しており、絵的にも痺れる勇姿だった。その後、カメラが後方のメジロブライトの動きにシフトして、いよいよ先頭のサニーブライアンを捕らえようとする映像を番組は期待したのだろうが、すぐに全体映像に戻った時、サニーブライアンが後方の末脚勝負の各馬を逆に引き離しているではないか。そこから三宅アナの実況がサニーブライアンに変わった。さらにギアが入って鬼神の剛脚を見せ突き放す。それはまさに、大西の勝利と名誉の為にサニーブライアンは最後の力を振り絞っていたようにも見えた。勝負あったと私も確信した。そして、夢と栄光のゴールが待っていた。三宅アナの「フロックでも何でもない2冠達成~!」だ。それでも猛烈に追い込んできたシルクジャスティス、本命のブライトなど脇役も最後の見せ場は見事だった。絶好のダービー日和であった。オオニシコールと共に眩しく輝く初夏の光のシャワーも全身に浴びて祝福されているようだった。
レース後のケガにより、有終となってしまったことでその後どうなったかは想像の域を出ない。しかしながら、サニーブライアンは大西をダービージョッキーにするために命を懸けた全力疾走によって燃え尽きたと思っている。皐月賞馬なのに評価が低かった悔しさ、大西の名言となる「一番人気はいらないから一着がほしい」という意気込みが馬にも伝わったのだろうと思ってしまう。
こうして記事を書いている間にも涙腺が緩む。私はめったに泣かない薄情な男である。他にも大事なことがあるだろう?と笑われそうだし、その自覚はある。私も人生の大西直宏となって歓喜の嬉し涙と共に勝利の美酒を味わいたいものだ。© 2025 bikke All Rights Reserved.無断転載・全文コピーを禁じます。引用は出典の明記により可。

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